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【精神科リハビリ話(その4)】料理がなんで就労準備になるの?
2023.04.07
就職試験や社内研修でもよく使われる「グループワーク」。働くときに不可欠な主体性(自分はどうしたいのか?)と協調性(他者の考えを類推しながら自分の考えとどうすり合わせるか)を評価したり、向上させたりするのに「グループワーク」が適しているからだと思います。
グループワークと言えば、ディスカッションなどの言語的コミュニケーションが中心のようなイメージがありますが、「作業型グループワーク」という協力して制作物を完成させるタイプのものがあります。実は「料理」もグループで取り組むことで、格好の「作業型グループワーク」になります。
「食べやすい大きさ」「適量」「味を整える」。料理にはたくさんの曖昧さがあり、個人個人で好みも様々です。その中で「グループとしてどうするか」を都度決めていき、満足のいく料理を完成させる。その過程は「作業型グループワーク」そのものであり、お仕事に繋がる点がたくさん含まれた活動と考えています。
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